テレビでよく、「こちらの店はA5ランク中心の肉を提供されています」というふうに取り上げておられますが、その話を聞くと古いと感じるようになっています。
大阪では、あえてA3中心の肉を提供されている店が出てきました。
京都のすき焼き専門店などでもA5ランクは使用せず、A4かA3を提供。
理由は、お客様がサシが入り過ぎて、脂身が多い肉を嫌うようになっているからです。私たちが、よく白いカルビと言っているような肉です。赤身の部分よりも脂身の白い部分の方が多い肉のことです。
また、牛肉の仕入れ価格が高騰しているのも一つの要因でしょう。
「うちは、あえてA5ランクは使っていません」と言われた方が、おいしく感じる。そんな時代になっています。
A5が最上級ではないです。これからは、お客様の口に合わせた肉の提供が大事です。